3/10(火)
以前からそうだが最近とみに、仕事をしている時間が楽しくて仕方がない。とくに生徒のこと(あの人はどうしたらウマクなるだろう?)を考えている時間が1日のなかで一番楽しい。
会社員をしていたころ、お給金はイコール我慢料だった。耐えに耐えて仕事をしていた。心と体をこわし、一般的に安泰とされる軌道から落ちて、バイオリンを教えることを始めたとき、こんなに楽しくて代金を頂戴してよいのだろうか?と思った。「楽しくてはいけない」「楽しいのは厳しい修練や勉強が足らないからだ」という発想は一体どこから降ってくるのか!? なにか違うぞ、と思いながら、抜け出すのに暫くかかった。

3/14(土)
6月のアンサンブルレッスンのパート割り、レッスンビデオ撮りを進めている。ビデオ撮りは面倒なのだが、それをすることによって自分の悪い姿勢に気づくことができる。またビデオ撮りをすると、生徒たちへどう助言すればいいか整理できる。

今回は自分の右上腕が、内旋ぎみになっていることを発見した。日頃生徒に右上腕は外旋ぎみにするよう口をすっぱくして言っているのに。灯台下暗し。自分の姿を外側から見れたらいいのに、ウチの生徒たちは、私の眼に見てもらえてなんて幸せなんだろう、と心底うらやましく思う。

3/16(月)
今日はアルプラザ京田辺の十字屋さんへ。レッスン前に、エトピリカの演奏のビデオ撮りをした。先生1人づつの記事を投稿するのだと言う。たぶんインスタグラムと思う。

3/28(土)
2/11の発表会がおわり、それぞれ自分の課題に取り組んでいる。月2回ほどくる社会人のリンさんは、子供のころ「新しいバイオリン教本」の5巻まで行ったそうで、ヴィヴァルディの協奏曲くらいだとバンバン弾くが、おおざっぱだ。
8分音符も4分音符も2分音符も同じように弓を振る。端的に区分すると、8分音符は管打楽器のように発音し、2分音符はこするように持続させて弾かなければならない。擦弦楽器だから当たり前なのだが。4分音符はその時々による。
左指を置くときの使うべき筋肉がちがう。弓を持つときの右指の使い方がちがう。体幹がねじれてズレている。カウンティングが苦手。こうした課題をひとつひとつ改善してゆく。

6/7のアンサンブルレッスンでは、3楽章のうち、一番ベーシック?な1楽章の2ndソロを弾いてもらう。本人も「基礎練習みたいな曲ですね」と言うが、その曲をやりおえたとき上達していたければ、バロック・古典のジャンルがやはりいいと思う。
発表会を見にきた母上が「私もピアノが弾きたい!佳子先生に習うわ!」と言っているそうだ。ハバさんが奥様のピアノ伴奏で「愛の挨拶」を弾いたのに刺激を受けたらしい。

4/1(水)
神戸フェニックスフィルから、次回演奏会のボーイングについての相談がきた。次回演奏会は(私経由で)馬渕清香さんにコンミスを依頼済で、ボーイングも馬渕先生にお願いしたいようだった。一般的なアマオケではどうなのか、馬渕先生はどう考える方か、について私の見解を述べて返した。
トレーナーというより相談役になっている。前回の演奏会で私が一番活躍?した(存在意義があった)のも、コンマス氏が右肩を痛めて、1st次席の団員さんにプレッシャーがかかった時だった。相談役もやりがいがあって楽しいが、トレーナーとしての発言はあまり採用されない。オケの曲は非常に難易度が高いため、なぜそうなのかが分からない、理由まで説明してもらう時間がない、からだと思う。

水曜夕方は何人かの子供たちがレッスンを受けにくるが、その中に京田辺シュタイナー学校のコユちゃんがいる。お母さまも同時にバイオリンを習い始めたが、今日はコユちゃん1人のレッスンだった。
レッスン袋を受けとり中身を出すと、3万円が入っていた。「コユちゃん・・お母さん何か疲れてる?」「・・・」
2万7千円のおつりを入れて返したが、あとでお母さまからメールが来た。
「間違えたのが悪いおじさんではなく、天使の中川先生で良かったです」