京田辺のエチュードミュージックアカデミーにて、年に数回ある恒例のアンサンブルのレッスンがありました。今回の課題曲は、モーツアルトのアイネクライネ第2&第3楽章です。

バイオリンは枚方市や宇治市などから集まった生徒5名。ビオラは3名。チェロは本物1名と、バイオリンの生徒さんが1名ビオラで弾いてくれました。ビオラは、チェロとオクターブ違いの楽器です。チェロの譜面を1オクターブ高く弾くことが出来ます。

第2楽章は緩徐楽章。緩徐楽章とは、ゆっくりの楽章、という意味です。3楽章や4楽章 形式の曲は、最初と最後の楽章は速く、あいだにゆっくりの楽章が入っています。

緩徐楽章はだいたい他の楽章より易しくて、平板なこともあるのですが、アイネクライネの第2楽章は山あり谷あり。
モーツアルトらしい明るいメロディアスな主題部と、小気味良い個性的な短調の中間部。ABAのシンプルな形式ですが、提示部は変奏が幾度も繰り返され凝っており、再現のAはコーダが付いてサラッと。

アイネクの第1楽章は基本的な技術力が問われますが、第2楽章は想い方次第で変わる、変えていける面白さがあります。意識してほしい箇所・内容がうまく伝わると、おどろくほど変化します。音楽的な向上も、技術的な改善も、良くしていくには「細部の積み重ね」が大事です。

2楽章で苦労したあとの3楽章の軽快なこと!(笑) アンサンブルレッスンに集まる教室の生徒さんたちは、ほんとに合わせるのが上手だと思います。個々人の技術力はまだまだ上がるはずなので、個人レッスンはこれからもビシバシやらせてもらおうと思います。

アンサンブルレッスンのあとは皆で記念撮影。

その後は有志でランチ。同志社前のソネラキッチンへ行きました。

次回は2月、同じくエチュードミュージックアカデミー京田辺にて。今度はポピュラー曲を取り上げようと思います。