子供たちに続き大人の部、開催いたしました。全員合奏はカノンと第九。子供の部より難しいアンサンブルにしました。それに加えテレマンのバイオリン四重奏を、幾人かの生徒さんの課題曲としました。


1.カノン 全員
チェロ・ビオラが伴奏するなか、バイオリンが4チームに分かれて輪唱しました。

2.誰も寝てはならぬ マキさん
こつこつと練習して上達した大人初心者さん。カウントの難しいところも間違えることなく、最後の小節で弓元へいって音を長く伸ばすのも成功しました。

3.情熱大陸 タカさん
難しい前奏・中間部のついた楽譜でしたが、4拍子から外れることなくカウントをし続けることができました。AメロBメロもばっちり。体の左右の不対象性を直していけばもっと上達するでしょう。

 会場のベラシティハウスは、3つの部屋が壁ではなくパーテーションで仕切られています。タカさんの演奏中にパーテーションの隙間から旗竿が倒れてきてビックリ! あわてて戻すと旗竿が自力で引っ込もうとするではありませんか。二度ビックリ! さらに旗竿が小声で「ごめんなさい」と喋ったので三度ビックリしました。

4.テレマン 4つのバイオリンのための協奏曲 第1番 第1楽章
メロディラインの少ない曲で、内声の苦手な生徒に難しいパートを割りあてました。フィンガリングに0を多く指定して、その前後の音程と齟齬がないよう、音程の取り方を厳しく要求しました。今日が初合わせでしたが、全員迷子になることなく、音程に事件が起こることもありませんでした。

5.ベートーベン 弦楽四重奏曲 第4番 第1楽章
昨日アマオケの団内発表会で弾いた曲を、再演(リベンジ?)しに来てくれました。手を抜くところがなく繰り返しなしで7分という曲でしたが、最後まで集中力を切らさず、聴きごたえのある演奏でした。

6.ザイツ バイオリン協奏曲 第2番 第1楽章 サカさん
バイオリンを打楽器のように引っぱたいて演奏していたのが、擦弦(弦をこする)楽器としてコントロールできるようになってきました。変なクセのない素直な音でした。ひとつひとつの音を弾くときの緻密さと、フレーズを俯瞰できる力の双方が、まだまだ必要です。

身体ワーク
2人1組となって、腕を持ちあげてもらう=自分で持ちあげないワークをしました。

7.千の風になって トミさん
力量より難しい曲に挑戦しました。なんでもそうですが、やりたいという気持ちほど原動力になるものはありません。五線譜から指番号のみに書き換えて、脳の視覚処理の負荷をへらしたところ、弾くことに集中できました。

8.クライスラーのロンディーノ イシさん
音楽表現・体の動かし方が、難しい曲を選びました。譜読み・音楽解釈の力はついてきており、テレマン4-3では最も難しいパートを担当してもらいました。身体をもっと動きやすくすればまだまだ上達するでしょう。

9.グルックのアンダンテ ハバさん
オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」の中の曲で、「精霊の踊り」としても知られています。ハバさん夫妻にぴったりだと思って先生が選びました(基本的に選曲は生徒が決める)。とても素直な運弓ができていました。筋肉それぞれの、力を入れたり抜いたりに緩急がつくと、更に上手になるでしょう。

10.テレマン 4つのバイオリンのための協奏曲 第4番 第3楽章
大人でバイオリンを始めた生徒たちに 2nd 3rd 4thバイオリンを割りあて、先生が1stバイオリンを弾きました。1人では出せない和音(伴奏)ができていると、感じてもらえたでしょうか。

11.タイスの瞑想曲 モリさん
最初から上手でしたが、レッスン時以上の出来でした。教わったことを家できちんと復習したのでしょう。音程の取りかたがめきめきと良くなっています。演奏フォームを直せばもっと上手になります。

12.アッコーライ バイオリン協奏曲 第1番 第1楽章 ツカさん
身体に無理をさせないため、提示部までと制限しました。伸びのある美しい音で、ツカさんの底力を感じました。肩を壊さない弾き方を身につける必要があります。

13.マクギボン Largo and Allegro ヒヨさん
音楽の解釈・表現では、普段から直すところのない生徒ですが、こんなシンプルなバロック曲でもちゃんとそれができていることを、改めて感じました。聴きごたえがありました。

14.第九よろこびのうた 全員
ベートーベンが作曲した交響曲第9番 第4楽章の、はじめて弦5部が出そろう部分のスコアを用いました。第4楽章のなかには色んな変奏があるので、大人組の合同レッスンで試していきたいです。

おとあわせ会のあとはランチタイム。ベラシティハウスで特別ランチセットを頂いてから、町役場のカフェにも行きました。