9/6(日)
あと一週間で子供たちのおとあわせ会(合同レッスン)だ。会場との打合せ、ランチ予測人数の連絡、保護者さんへの最終案内、ピアノの先生との打合せちょくちょく。

うちの教室では、発表会は1年に1回より少ない。かわりに「おとあわせ会」という合同レッスンが8カ月おきにある。おとあわせ会とおとあわせ会のあいだに、アンサンブルレッスンがある。
おとあわせ会は、子供組と大人組に分けて行う。いずれも習いはじめて数ヶ月から参加できる。仲間ができれば途中でほうりださずに頑張れる。

おとあわせ会は、最初「ピアノ合わせ会」と呼んでいた。発表会の前のピアノ合わせ、くらいのゆるい完成度で、生徒同士で披露しあう会にしたからだ。あるとき生徒がまちがえて「おとあわせ会」と言ったのを機に、名称が「おとあわせ会」になった。

おとあわせ会は、事前のピアノ合わせがないことで、また一堂に会してやることで、ピアノ伴奏費を安くできる。momo先生という理解者あっての企画だ。最初3000円だったが、ピアノ伴奏譜がない曲でもOKにして、4000円にした。ピアノ伴奏者の労力的には割りに合わないのだが、引き受けてくれている。わたしもピアノ譜を作る材料になりそうな資料を、できるだけ揃えて郵送する。

第九は、ナナコちゃんという子供があるとき遊びで弾いたのを、これ誰にでも弾けるのでは?と思ったのが始まり。きらきらぼし、ちょうちょ、かえるの合唱、チューリップなどが弾ける段階になれば、第九も弾ける。(メロディを知っていることが前提だけれど) 第九が弾ければ発表会やおとあわせ会に参加できる。ちなみにヨソの教室の発表会では、習いはじめの生徒は、バイオリンを持って行進したりお辞儀をしたりするらしい。

任意参加だが、不参加は損だと思う。発表会は「出てみたけど、もう出たくない」という生徒がいた。おとあわせ会はいない。生徒たちは「先生!次のおとあわせ会はいつ?」って子供も大人もにじり寄るようになる。だって楽しいんだもの。

9/7(月)
おとあわせ会の会場にピアノが搬入された。銘木カフェ志木の3階からクレーンで降ろし、ベラシティハウスへ。当初 北西角に設置予定だったが、南西でもコンセントが隠れないことがわかったため、南西角に置かれた。通常ピアノ伴奏者の右にバイオリン奏者がいるので、北西角だとピアニストは左に振り向かなければならないところだった。よかった。

9/9(水)
ビオラのカヨさんがお越しになった。ベートーベンのフルート三重奏と四重奏どちらにも参加している。室内楽の三重奏曲と四重奏曲は、たった1人 人数が違うだけだが、大きな違いがある。三重奏曲のほうが困難な局面が多いことから、そちらを中心にレッスンした。

三重奏までは各自の役割にソリスティック(独奏的)な要素が大きく、そうした技量が要求される。四重奏からはアンサンブル的になる。特に内声を担当する2ndバイオリンとビオラはがらりと変わる。音程の取り方も、ピタゴラスから純正律になる。だいたい独奏曲にはピアノ伴奏がつくから、二重奏なのだ。1人で弾く曲のほうが圧倒的に少なく、それは「無伴奏」とよばれる。

フルート三重奏のバイオリンは娘のリエさんが弾いているが、彼女はレッスン後「行ってよかったね」と言って、レッスンの録音を聴いていたそうだ。演奏フォームも少しよくなっていたような。肩当てをHAYATEにしたからかな。

16分音符などの鋭いアンフタクトがつく音符は、独特の技術が要る。ベートーベン第九の1stバイオリン冒頭に出てくる奴だ。これをリンちゃんに「ある方向へ行こうとして、あっ!間違えた!逆方向だ、と急速に向きを変える」と説明したら突然理解した。できるようになった。この説明ほかの生徒にもしてみると、なかなかの高確率で腑に落ちるようだ。カヨさんもできた。

9/10(木)
子供おとあわせ会の曲のテンポを計っていて、直前ではあるがピアノ伴奏のmomo先生に連絡。当日の一斉スケール練習が、楽しくできるようピアノ伴奏をつけてもらうことになり、電話でも打合せ。
当日手伝いにきてくれるチェロのナツさんに、「なにか1曲弾きませんか?」と声をかけるが、断られる。ナツさんなら簡単な曲、すぐ弾けると思うんだけどなあ。

あえて発表会にしない集まりなので完成させなくていいのだが、「どれくらい練習しておけば」「当日失敗しない」という算段がなさすぎる。ひとことで言うと、考えが甘い。半年前の発表会では5人中4人が途中で迷子になった。
どう声かけしたらいいのだろう? 大人になれば変わるのか? 最近の子供らには、脳の働きを阻害する化学物質や電磁波etcの影響もあろうかと思う。

9/13(日)
子供たちのおとあわせ会 が終わった。ブログ記事で演奏ビデオが観れます! 発表会レベルまで仕上げてきた子もあれば、仕上げなくていいことを逆手に、演奏のアレンジに挑戦したり、やりなおし申請をしたり。参加者8人はひとりづつに目がゆきとどかない。10人になってくれたら2チームに分けたい。

4つの調の第九のビデオは、ト長調の途中からだが、その理由は、ビデオに写っている写真係ナツさんの、小首をかしげたりスマホを構えなおしたりする様子がチャーミングすぎたから。私だけの秘密にしておきます。

ここ数年、発表会に前向きな生徒が増えてきた。これまで発表会と発表会のあいだに、おとあわせ会(内輪の発表会)を2-3回はさんできたが、交互に開催してもいいかもしれない。

メイちゃんの出席カード

9/26(土)
子供のためのおとあわせ会がぶじ終わり、フォトブックを配っている。「フォトブックができたよー」「わーい!」などと会話していると、レッスン代を頂戴し忘れることがある。気をつけねば。

7年生メイちゃんの出席カードは、予約日時が隠れないよう、シールは左上に貼っている。6年生ヒカちゃんの出席カードもそうだった。
同じ年ごろでも男子はちがう。ハルくんのシールはあっちこっちに貼られているし、レンくん・ヒサくんは出席カードやシールに興味を示さなかった。

メイちゃんは、今年2月の発表会後の初レッスンで、「先生、発表会お疲れ様でした」と言った。びっくりしてお家の方に報告すると、お母さまも、「どこでそんな言葉をおぼえたのやら」と。

大人のおとあわせ会まであと一週間。全員がそれぞれ独奏曲を弾くほか、合奏曲もある。今回の合奏曲は「第九」「カノン」、テレマンの「4つのバイオリンのための協奏曲」。「4つの・・」は第4番まであり、それぞれ4楽章、全部で16曲ある。その中から易しいものを選んで2チーム作った。

第九とカノンも今回は初の試みをする。カノンは、4チームに分かれる輪唱に、ビオラ・チェロ・ピアノが中低音で加わる。
第九は、ベートーベンの交響曲第9番 第4楽章 140~163小節をやる。初心者の生徒には、1stバイオリンのオクターブ下を、スラーなしで弾いてもらう。これで全員参加できる。

9/26(火)
京都三条でピアノの先生向けのセミナーがあった。内容は、
・西洋人と日本人の身体の使い方は違う
・弱い指は、鍛えるのではなく、使い方次第
・小指と親指を見直す
・腕が痛くならない(腱鞘炎にならない)弾き方

となれば、行くしかないではないか。

講師の馬場マサヨ先生は、アレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス、ゆる体操、古武術と、ありとあらゆる身体操作法を学んだという。(まるで誰かさんと同じ) マサヨ先生の演奏は素晴らしかったがそれは、天賦のものではなく、研究して身につけたもののように思われた。

日本ではピアノを習う人より、バイオリンを習う人のほうが圧倒的に少数だ。(子供10人に1人はピアノを習っているだろう。バイオリンは100人に1人もいない。) なのに世界的に活躍するピアニストが少なすぎる。とマサヨ先生は言う。確かにそうだ。国際コンクールに日本人が入賞すると報道されるが、ピアノに比べてバイオリンが圧倒的に少ないという印象はない。

マサヨ先生は、継続して見ている生徒より、1回しか見ない生徒が多いそうだ。これは遠方から訪ねてくる、駆け込み寺になっているということを意味する。勤務する音大の生徒で、小学生のとき弾けた曲が弾けなくなっている(指が動かない)など、珍しいことではないと言う。

10/6(火)
子供のおとあわせ会につづき、大人のおとあわせ会が終わった。開催前も思案することが多いが、開催後もやることがある。昨日は月1回の整体、帰宅してからビデオの編集(1曲づつにちょん切ってアップロード)、夕方からアルプラザ京田辺でレッスン。
今日は開催報告のブログ記事を書きながらビデオを見かえす。ひとりひとり、どんな取組をすれば上手になるだろう、と考える。フォトブックも作りたかったが、写真撮影ができる広さでなかったため断念。