あるとき、首のあたりの側板を拭いてみたところ、結構汚れていてビックリ。以来、表板だけでなく側板も拭くようになりました。(たま~に)
顎当て金具とテールガットに阻まれた側板も気になっていたので、このたび弦交換のタイミングで拭いてみました。(滅多にないことなので動画も撮りました。各タイトルをクリックすると動画にリンクします。)
予想通り汚れていましたが、首が触れる辺りほどではなかったです。表板と、首が触れる辺りの側板だけ、師走の大掃除くらいの頻度でしていれば、わざわざしなくていいと思います。でも拭いたあと組み立てたバイオリンを見ると、めちゃくちゃスッキリしています。
弾いたあとに毎回行うバイオリン・ビオラの拭き掃除は、こちらです。
2022.09.22 弦や顎当てが長持ちする、楽器の拭き方
※駒とエンドピンまで外して拭くのは、上級者向きです。まずは①顎当てをはずして、③④⑥をやってみましょう。
①顎当てと駒をはずす
顎当ての金具をゆるめて、顎当てを外します。
駒が倒せるくらいに、ペグをゆるめます。
駒を外します。
②エンドピンをはずす
さらにペグをゆるめ、エンドピンを浮かせるか、または外します。
かなりゆるめないとエンドピンは動かせません。
③側板を拭く
固くしぼった布で、側板を拭きます。
テールガットからエンドピンが外れないよう、左手で握っています。
最後に乾いた布で拭きます。
④表板を拭く
テールピースや顎当てがかぶさっていた辺りも拭きます。
乾いた布で拭いたら、エンドピンを穴に戻します。
⑤駒を立てる
弦を、駒が立つくらいまで巻き戻します。
エンドピンとテールガットが元の位置に収まっているか、最終確認します。
駒を横倒しにして弦の下に入れ、ナットと駒の溝にはまっているか確認しながら起こします。
⑥顎当ても拭く
顎当てを戻す前に、脚の付け根も拭きました。
ビデオにはありませんが、金具の溝の汚れも、尖った金具で落としました。