家事をするとき、体の使い方に気をつけていますか?
年末恒例の味噌の仕込みをしながら、どんなことに気をつけているか まとめてみました。


① 材料の選び方

体の動きを邪魔する成分が含まれていない材料、体が動きやすくなる材料を選びましょう。

例えばネオニコチノイド。昆虫の神経伝達を阻害する農薬です。当初人間への影響はないとされていましたが、そうでないことが分かってきました。神経伝達が鈍くなったら、バイオリンを弾くにも支障が出ます。

例えば塩。国策として作られてきた精製塩は、塩化ナトリウム100%で、他のミネラル分を含みません。多様な微量ミネラルがなければ生体機能の調節ができず、様々な不定愁訴につながります。

私はよく「体のエネルギー(氣)」という言い方をします(ほかに適当な表現が見つからない)が、エネルギーが弱いことに起因する弾きづらさは、多様微量ミネラル不足も大いに関係していると思います。

私たちの体には沢山の微生物が住んでいます。買ってきた味噌より、自分で仕込んだ味噌(発酵食品)を食べる方が、体は強くなります。また体の微生物を減らす行為は、安易にすべきではありません。

②体の使い方

胸と頭と腕のポジショニングに気をつけましょう。
胸骨の位置・胸郭の存在を意識して、後頭部や肩甲骨を上方へ持ち上げるように。

利き手でない方を多く使うよう、心がけてください。
左手で味噌ベラを握ると、道具ってのは右利き用に作られてるんだ、と改めて思います。

重いものを持ち上げるときは、腰を使い、上半身はゆるんだ状態を維持します。下半身のポーズは固定せず、小まめに変えます。常に各部がバラバラに動く=タイムラグがあるよう意識します。

③ 前日午前

大豆を洗って気温の低いところに置きます。自然農(無肥料)の大豆だと15~20時間。
タライに麹と塩をあけ、ヘラで混ぜてから塩切りします。塩切りとは、麹と塩をこすりあわせることです。
容器や道具を洗って乾かす。

④ 当日午前

大豆を火にかけ、アクを取りながら、かきまぜながら、小指と親指で簡単につぶれるくらいまでゆでる。

⑤ 当日午後

大豆をつぶし、麹&塩と混ぜ、容器に詰める。②を意識して、自分の体の動かし方を観察しながら行いましょう。