京都府井手町レンタルスペース志木にて、大人の生徒さんのための「おとあわせ会」がありました。
「おとあわせ会」は、レッスン以上、発表会未満。ピアノの先生に伴奏を付けてもらいながら、ほかの生徒の前で演奏して、レッスンを受けます。

今回はバイオリンを習い始めて半年の初心者さんから、学校の部活でバイオリンを始めたキャリア20年の経験者さんまで、高校生~シニアの9名が参加されました。
先生とはレッスンのたびに会いますが、ほかの生徒たちに会う機会は、こうしたイベントの時しかありません。中休みのランチタイムや、すべてが終わったあとのお茶会では、生徒同士の会話に花が咲きます。

♪ Let the River Run
♪ 夏の思い出
♪ ロングロングアゴー
♪ かえるの合唱
♪ シューベルトの子守歌

◆ 体を柔軟にするグループワーク①

♪ こいのぼり
♪ 手をたたきましょう
♪ 新世界より
♪ 大きな古時計

◆自由参加のランチタイム

♪ ハンガリー舞曲 第5番
♪ ムーンリバー
♪ 人生のメリーゴーランド

◆ 体を柔軟にするグループワーク②

♪ ベートーベンのメヌエット
♪ ブラームスのバイオリンソナタ 第1番 第1楽章
 ◆ 調弦について
 ◆ 全弓の練習について

◆自由参加のお茶会

会場のレイアウトは、聴講している生徒さんたちに顔を向けて演奏してもいいし、背を向けてもいいようになっています。背を向けて演奏する生徒さんが多いのですが、顔を向けて演奏することにチャレンジされた方もおられました。

かえるの合唱は、バイオリン歴 半年の生徒さんが選んだ曲です。バイオリン歴1~数年の生徒たちとともに、輪唱にも挑戦しました。最後は4手に分かれて、エンドレス演奏をしました。

実力以上の曲に取り組んだ生徒もいれば、実力より易しい曲を選び、体の使い方の改善に真摯に向き合った生徒もいました。

楽譜のない童謡唱歌を自分の脳裏で再現して、開放弦をうまく利用して、耳コピーで曲を作り上げた生徒さんもおられました。(私がバイオリン譜を起こし、ピアノの先生がピアノ譜を起こしました。)

「体を柔軟にするグループワーク」は今回初の試みでしたが、思いのほか楽しんでもらえました。1人ではできない、2人一組で行うワークも取り入れ、あちこちで会話がはずみました。

意外だったのが、シニアの生徒さんの体がよく動くことです。私が思うに、子供時代によく体を動かしているシニア世代は、若年層より体がよく動くようです。

生徒さんたちはみなバイオリンを弾く姿勢がいいです。体にムチ打って弾くのではなく、合理的な体の動かし方で弾こうとしているところに、明るい未来を感じました。

半年前のおとあわせ会に参加した生徒さんは、確実にスキルアップしています。今回の生徒さんたちも、半年後 確実にスキルアップしていることでしょう。
次回おとあわせ会は、2024年1月ごろの予定です。