京都府京田辺市のエチュード音楽教室にて、秋のアンサンブルレッスンがありました。バイオリンパートは、習い始めてまだ1年の初心者さん2人をふくむ6名。ビオラは枚方フィルの友人が、チェロは宇治フィルのベテランさんが参加してくれました。
課題曲は、ハイドン 弦楽四重奏曲 op.67「ひばり」 第2楽章。
2ndバイオリンが易しいのと、YouTubeで発見したおじさま達の演奏に感動したのが理由で、選びました。
1stバイオリンがなかなか難しくて、私もちょこちょこ弾きながらレッスンしました。
各パートの絡み合いは、スコアを見ると『王道!』という感じの曲です。アンサンブルの基礎を勉強する素材として、「ひばり」はとてもよい選択でした。
弾くまえの呼吸の取り方、主題と変奏について、アンフタクトの大切さ、細かい音符のカウントの取り方、休符の休み方、メロディを支える和音は1人で弾くオルガンのように、難しい箇所のはしょり方、クリップチューナーについて、などなど。
座学をはさみながら数小節づつさらってゆきます。2パートだけ弾く、など、他パートを聴きながら、自パートを脳内で弾く練習もします。
アンサンブルレッスンが終わった後、そこかしこでお喋りの輪が。今日は急いでいる方はいなかったようで、さっさと帰る人はなく、全員がうだうだ?と残っていました。だんだんアマオケっぽくなってきましたよー。生徒さんたちのお蔭で、こんなに楽しい場を作ることができて、ありがたい限りです。
バイオリンを始めてまもない大人の初心者さんも2名、見学にいらっしゃいました。お2人ともほぼ2時間、スコア片手に合奏を見ておられました。
見学は飽きるでしょうから、30分くらい見たらどうぞお帰りくださいね。と事前にお声がけしているのですが、前回ご見学&今回ご参加されたOさんの話を聞いて、闘志を燃やした?のでしょうか。
Oさんは2時間ずっと見学していた初めての生徒さん。立ち上がって、演奏者ににじり寄って、聴いていました。その立ち上がって、にじり寄っている姿が、私の席から(だけ)よく見えるので、レッスンの間じゅう笑えてしかたありませんでした。
次回は 2023年3月中旬 10~12時
於:エチュードミュージックアカデミー京田辺
曲はコレッリの op.6-8 クリスマスコンチェルト を考えています。
さて、アマオケの定期演奏会もご案内させてください。(生徒たちが出ます)
枚方フィルハーモニー管弦楽団
10月23日(日) 14:00開演
枚方市総合文化芸術センター
曲は、ベートーベンの交響曲第1番と、くるみ割り人形です。
オーケストラの演目でやる「くるみ割り人形」は、たいてい8曲からなる組曲なのですが、今回はバレエの伴奏として演奏されるものからの抜粋だそうです。合唱つきの「雪の精」というワルツもするため、枚方市少年少女合唱団も出演します。
チャイコフスキーが作った曲に、3大バレエ音楽があります。作曲順に「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」。
チャイコフスキー以前のバレエ音楽は、物語の進行を助け、踊り手が踊りやすければいい、と軽んじられていました。ところが彼は、音楽だけを聴いても素晴らしいものとして仕上げたのです。そのため3つのバレエ音楽は、オーケストラの演目としても取り上げられるようになりました。
入場無料ですが、出入り口のところにドネーションボックス(寄付金箱)が置いてあります。演奏よかったな~と思われた方は、ぜひチャリンと(カサッとでもいいけど)お願い致します。
宇治シティフィルハーモニー
2023年1月29日(日) 14:00開演
宇治市文化センター
曲は、シューマンの交響曲第4番、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」です。
生徒さん用のチケットがありますので、ほしい方はレッスンで声をかけてください。