京田辺のエチュードミュージックアカデミーにて、かねてより温めていた企画が実現しました。弦楽四重奏にクラリネットを加えた、モーツァルトのクラリネット五重奏。
初心者の生徒さんにも入ってもらいたかったので、当初1番やさしそうな4楽章を考えていました。が、やっぱり第1楽章をしなくちゃ!と方針転換。経験者さんにも喜んでもらえるよう2楽章も追加しました。2つの楽章に取りくむのが難しい生徒さんには、片方は見学してもらいます。
クラリネット奏者は菊地良美さん。古くからの友人で、八尾フィルと神戸のオケでご活躍されています。

気合いが入ってるわりには、プルト表にクラリネットの場所&奏者名を書き込むのを忘れていました。。(^^;)>

たいていクラリネットは「真ん中」か、客席から見て「右端」にいます。「真ん中」というのは、弦楽四重奏の 2ndバイオリンとビオラの間になります。
クラリネットは5パートの1つというより、クラリネット対 弦楽四重奏という構図の曲です。しかし1stバイオリンとクラリネットが代わる代わるソロを担当する局面もあります。
スコアを見ていると2ndとビオラが離れないほうがいい気がしたのと、菊地さんも「1stバイオリンと対面がよい」「チェロの隣がいい」と言うので、「右端」になりました。

菊池さんの「チェロの隣がいい」という希望は、クラリネットが「真ん中」のときでもそうなのか、理由をふくめて聞いてみたいところです。
ちまたのビデオを見ると、「真ん中」にしろ「右端」にしろ、ビオラとチェロが入れ替わっていることがあります。きっといろんな考え方があるのでしょう。


次回は、また半年後くらいに行います。
日曜日の午前。
エチュードミュージックアカデミー京田辺にて。

今後やってみたい曲は

・ウォーロック  カプリオール組曲 第1,2,5.6組曲
・ニールセン  小組曲  op.1 第2組曲 Intermezzo
・ヴィヴァルディ   調和の霊感 op.3-8  RV522

など。難易度がほどよく、アンサンブルレッスンに向いていて、どのパートもそれなりにやりがいがある。この条件がそろっている曲を探すのは、なかなか大変です。

カプリオール組曲は、楽章によってはあまり難しくなく、力量に応じていくつ参加するか生徒さん自身で決めることができます。
ヴィヴァルディの op.3-8は、調和の霊感のなかで最も好きな曲です。自主企画のコンサートで自分が弾きたいくらいです。コンチェルトグロッソなので、上手な方と、初心者の生徒さんと、一緒にできます。
コンチェルトグロッソは日本語訳すると合奏協奏曲。合奏パートとソロパートの協奏曲なのですが、いわゆる「協奏曲」と呼ばれる曲ほど、両者の出番や難しさに差がありません。