個人事業主をしていると、いろんなセールスの電話がかかってきます。京田辺でバイオリン・ビオラ教室を開いていたころは、NTTタウンページに電話番号を掲載していたので、その情報が販売されていたようです。
タウンページへの掲載をやめてパタッとセールス電話がなくなりましたが、今度はWeb系の業者さんからかかってくるようになりました。販売データにされそうなところで情報掲載しているのは、SNSやgoogleなどでした。Facebookなど公開したおぼえがないのに、誕生日まで掲載されていました。

情報転載の承諾得る系

タウンページ時代に多かったのが、「バイオリン教室の情報を、無料で転載させてください」という電話。なにが目的かわからない。
どう判断していいか分からず、はあ・・と生返事をしていました。

そうしたら、それらのサイトがずんずん増えて、私のHPより上位に表示されるようになってきました。断りなしに転載するサイトもあります。情報もいいかげん。それに気づいてから全部断るようにしました。

断ったところ、理由を尋ねられたことがありました。
「いまの社会は情報過多だと思うから」てな感じの返事をすると、その担当者さんはしばし考え、ゆっくりと「確かにそうですね。わかりました」と言って電話を切ってくれました。10人に1人くらいは誠実な方がおられます。

転載の承諾を求める電話は、一過性のブーム?だったらしく、今はありません。どこか(消費者庁とか)からダメ出しでもあったのでしょうか。断りなしの転載はあいかわらず続いています。

インフラ系

一番多いのは、電力会社や電話会社の代理店営業でしょうか。「うちに変えると、安くなりますよ」という売り込みです。代理店がいっぱいあるものだから、同じ名前の電力会社/電話会社(の代理店)から何度もかかってきます。

あるとき、あまりのしつこさに ふと放った言葉が
「安くならなくていいです」
相手は黙り込んでしまいました。
我ながら大ヒットです。

私たちは色んなモノ・コトが安くてすむよう、知恵と工夫で頑張ります。安いのは本来、嬉しくて幸せなことです。でも、「安い」と言えば者共みなひれ伏すだろうと、伝家の宝刀みたいにはどうか振り回さないでほしい。なんだか悲しくなるので。

値段ではなく「今お使いのアナログ回線から、光回線に変えましょう」「電話のアナログ回線はもうすぐなくなるんです」と攻めてくる代理店もいます。
そういうときは「アナログ回線が好きなんです」「わかってて選んでるんです」「使えるときまで使います」「災害に強いところが気に入っています」「電磁波過敏症なんです」と言って撃退します。

Web制作会社

一般の方にはあまり馴染みがないと思いますが、HPに絡んだセールスが最も多いです。タウンページへの掲載をやめてから、ぐぐっと増え、2019年にHPを見栄えよくしてから更に増えました。
電話口でトークを聞いていると、自社に都合のいい方向へ誘導するため、いろいろと作戦を練ってるなあ、と思います。インフラ系よりしつこくて、対応に苦慮します。 

google

これまた一般の方にはあまり馴染みがないと思いますが、googleから頻繁にかかってきます。「有料のサービスを使いませんか?」というセールスです。「1度断ってるんだから何度もかけないで」と言ったら、「初めてお電話しました」としゃあしゃあと言う。代理店がいっぱいあるのだろう。
ちなみに私から google に情報掲載を頼んだことはない。なのになぜ googleMAP に載っている? しかも移転するたびに店舗数が増えてゆきます。

あるとき営業担当の訪問を断ったついでに、無断掲載の誤情報の削除を依頼してみました。営業担当が訪問しないと手続きできない、と言います。
勝手に載せといて?
しかも間違っているのに?