最後の記事は「引き算」についてではありません。
●は解説、 は体験談、♪は提案です。

(5)地磁気

●地磁気とは、地球の「磁場」のことです。二足歩行のヒトが地球上に現れたのは、何百年も前のこと。何百年のあいだ地球の磁場は、強さも変化し、極も変化(N極とS極が反転する)してきました。

●しかしヒトが電気を発明し、コンクリートで地表面をおおい、電気を使ってガンガン活動しだしてから、私たちの生活圏の磁場には急激な変化が起きています。人体は、地磁気が欠乏すると意欲が出ず、ばらつきが大きいと気持ち悪く感じます。

●昔の私たちには、地磁気のいい場所(イヤシロチ)とわるい場所(ケガレチ)を、感じとる力がありました。一番いい場所を神社に、次にいい場所を田畑に、次を住居にしました。いい感じのしない土地は、切り開かなかったのです。学校は、作物の出来がわるい田畑をつぶして作られたので、地磁気はあまり良くないそうです。

●地磁気がいい場所はマイナスイオンが多く、空気中の水分のクラスターが小さいため、湿度が高くてもベタベタしません。
奈良県の赤目で、お米作りに参加していたことがあります。そこは標高の高い山間部で、雨が降っても空気はさらりとしていました。

●方位磁石で、電磁波(人工電磁波・地磁気)の乱れを調べることができます。
乱れていると、針が南北を正しく指さなかったり、不安定な動きをします。同じ場所でも、高さが変わると違います。AMラジオの雑音でも、チェックできるようです。

電磁波の測定をしてくれる会社もあります。∞トータルヘルスデザイン(木津川市と奈良市の境あたり)
  敷地(土地)の測定やアドバイスに力を入れています。∞プレマ(京都市内)
  家の中の測定やアドバイスに力を入れています。


♪地磁気の不足を補うためには、土や木などに触れる。
♪地面に近いところで生活する、寝る。2階より1階。
♪気持ちがいいところで過ごす、住む。感じるセンサーを磨く。

♪地磁気は西から東へ流れているので、北枕が良いらしい。屋内の磁場は偏向しているので、枕の向きや 寝る場所は、時々ずらす。
 畑でうねを南北にたてるのは、日照だけでなく、磁場の流れにも沿っています。

♪地磁気のよくない場所は避ける。
 地下水脈や断層があるところは、気持ち悪く感じます。これを「ジオパシックストレス」と言います。

♪金属が塊で存在している近くで、長く過ごさない。自然界では、金属は塊で存在していません。

(6)感じ方・考え方

ものごとの感じ方・考え方は、物質的なモノ・コトへも影響を与えます。食物アレルギーや慢性疾患、認知力低下を治すのに、物質的な引き算と同じくらい効果があります。

「思考」や「感情」も引き算することができます。「思考」や「感情」を引き算すると、「肉体」も楽になります。

過去を省みることは、薬にも毒にもなります。今を前向きに生きるために使うのは薬だけれど、辛くなることに使うのは毒です。未来を夢見るのは薬だけど、不安になったり備えすぎるのは毒です。今の自分をむしばみます。

「思考」「感情」は私たちの本質ではなく、アダプトしているものです。思考のクセも、感情のクセも、持っておくか手放すかは、自分で選べます。

握りしめても薬にならないものは、手放しましょう。物質的な引き算と同様、簡単なことではありませんが、変わることができれば生きるのが楽になります。