口や皮膚から入るものにくらべ、鼻・眼・耳から入るものは避けにくいですが、こだわりすぎて生活しにくくなっては本末転倒です。文明の利器は、少なめに、上手に利用して、心地よい生活を目指しましょう。
この記事に書いたのは、私が引き算してきたことです。
●は解説、♡ は体験談です。
①鼻から入るもの
ホームセンターやドラッグストアへ行くと異臭がします。揮発しやすい化学物質が多いのだと思います。身の周りの便利なものからも揮発しています。また鼻から入るものは、眼や耳にも影響します。
マイクロプラスチック
●空気中にも漂っています。「口から入る量より、鼻から入る量が多い」との論文もあります。
香料
●「香害」と呼ばれる健康被害が年々ひどくなっています。
●食べ物や日用品の香りは、ほとんどが合成化学物質です。香りは数種類~数十種類の合成化学物質のブレンドで、発がん性を有し、アレルギー原因物質となり、分解しにくい性質のものが多くあります。様々な関連法はありますが、消費者を守る実行力のある規制・基準はありません。配合や使用量は企業秘密で、健康被害があっても開示しなくて良いことになっています。
●香りを長持ちさせるマイクロカプセル「イソシアネート」は、香料以上に危険な物質です。香り物質とセットで使われます。
●浸透性・長持ち効果を増すためのナノ化により、体内に侵入しやすく留まりやすくなっています。
防虫剤、殺虫剤、除草剤
●虫や草を殺す成分は、私たちの体も苦しめます。
♡蚊取り線香は、除虫菊や和種を使った、りんねしゃの「菊花せんこう」を使っています。
家具、建材、ファブリック、日用品からの揮発物質
●☆☆☆☆は安全の証ではなく、減農薬のようなものです。
●毒性の強い物質(ホルムアルデヒド等)は、濃度に厳しい基準が設けられていますが、便利さゆえに使用禁止にはなっていません。弱毒な合成化学物質はネズミ算式に登場し、トータルの使用量・暴露量は増えています。
不燃紙のマスク
●マイクロプラスチックや塩素漂白剤を吸ってしまいます
♡天日干しするとマシになります。
②眼から入るもの
LEDや蛍光灯
夜間照明
●白熱灯に比べると、蛍光灯は生体への悪影響があり、LEDはもっと悪影響があります。
♡白熱灯は暑いので、真夏だけ一部 蛍光球に取り替えます。
●夜 強い光を浴びるのは、生体のバイオリズムによくありません。街路樹の枯死が加速しています。夜道でのLEDは、眼に鋭く、イライラがつのります。
コンタクトレンズ、保存液・洗浄液
♡保存液が眼球からしみこむと気分が悪くなるので、塩水に替えてみました。塩水は、イオン交換膜法ではない日本海塩で作りました。5~6年使いましたが問題なく、煮沸も塩水でしていました。
♡その後、歳をとっても楽譜が読めるように、コンタクトは止めました。
サンプリングされたデジタル画像、奥行きのない平面視野、ヴァーチャルリアリティ
●私たちが住んでいる世界の視覚情報は、アナログ・立体です。
●ヴァーチャルリアリティ化が進むと、人類は衰退していくと思います。
♡会社員で毎日Microsoftオフィスを使っていたころ。台所で大事なお皿を落として割ってしまいました。割れた瞬間、脳裏に「ひとつ前へ戻るボタン」が浮かび、そこへカーソルを持っていきカチッと押すイメージが浮かびました。目の前の割れているお皿は、元には戻りませんでした。
③耳から入るもの
サンプリングされたデジタル音
♡デジタル音をまったく受け付けない友人が1人、苦手な生徒さんが2人います。生徒の1人は、田辺小学校の校内放送の音量がつらくて、普賢寺小学校に移ったそうです。
ゆらぎのない音
♡護岸工事された川の音は、心地よくありません。
超音波の虫よけ、猫よけ
●生き物がイヤがる音が、人に100%無害とは考えにくいです。