ビオラとチェロはオクターブ違う楽器です。ですからビオラは、チェロの曲をそのまま弾くことができます。
バイオリンやチェロに比べるとビオラのレパートリーは大変少ない。バイオリンの楽譜をビオラで弾こうとすると、高い音が出せません。C線の出番がないのでビオラらしい暖かい音色が披露できません。無理やり編曲すると、フランクのソナタみたいに変な具合になります。
チェロの曲を弾くぶんにはそのような問題が発生しません。サン=サーンスの白鳥、バッハの無伴奏チェロ組曲など、まるでビオラのレパートリーのようにしれっと弾くことができます。

問題は譜読みです。
バイオリンはト音記号、ビオラはハ音記号、チェロはヘ音記号。
開放弦の位置がバイオリンとビオラは「串だんご」なのに、チェロは「どら焼き」です。
2020.09.15 場所読み:「串だんご」と「どら焼き」の法則
しかし! ヘ音記号が読めなくても、ビオラでチェロパートが弾けちゃうワザがあります。
①2ndポジションで
②そのまま読む(1stポジションと思って読む)
これだけです。
バイオリニストがビオラを弾くときの、
①1本弦をずらして
②3rdポジション読みする
より簡単かもしれません。生粋のビオリストより、バイオリニストでビオラが弾ける人が圧倒的に有利です。
●場所読みができる(いちいちドレミに変換しない)
●2ndポジションが使える
●ビオラを弾くとき、バイオリンの3rdポジション読みをしている
が出来れば楽勝です。
♫場所読みができない? 音名で読んでいる? 方は、ぜひ場所読みができるようになりましょう。もっと早く場所読みすればよかった、と必ず思います。
音名(ドレミ)がわかってもバイオリン・ビオラは弾けません。左指を置く場所がわからなければ音は出せません。
♫2ndポジションが苦手? ぜひ得意になりましょう。もっと早く2ndポジションを身につけたらよかった、と必ず思います。
2020.09.26 偶数ポジションを使おう
ヘ音記号にシャープやフラットが増えてくると場所読みしにくくなりますが、シャープ4つ以上であれば
①ハーフポジションで
②バイオリン読みする
これでドッと楽に弾けます。
ビオラでチェロ譜が弾けるようになったら、管楽器にも行ってしまいましょう!
モーツアルトのクラリネット五重奏のクラパートは如何でしょうか。バイオリンなら 3rdポジションで 1stポジション読み、ビオラなら弦を1本ずらして読んだら弾けます。これでクラリネットが捕まらなくてもクラ5ができます。
A管のクラリネット譜なら他の曲も同様です。B管であっても偶数ポジションを利用したら読めます。
仲間うちで集まって室内楽の曲で遊ぶとき、バイオリンもビオラも弾ける人は重宝がられます。さらにチェロパートまで弾けちゃったら? クラ5まで出来ちゃったら? そんなあなたは引っ張りだこになります。

